心臓血管外科のご案内 ごあいさつ

 埼玉医科大学総合医療センターは1985年に開設されました。
総合医療センターの心臓血管外科は、周辺領域まであれもこれも担当 している多くの病院の心臓血管外科とは異なり、主に成人の心臓と “胸部”大動脈の手術に特化した、極めて専門性の高い部門です。

 私たちは、医療は患者さんのためにある、患者さんの喜びはすなわち医療者である私たちの喜びである、自分にしてもらいたいように患者さんを診療する、という「医の原点に立ち帰った診療」をモットーに日夜診療に取り組んでおり、1997年の手術開始以来、徐々に手術件数が増えてきています。

科長 今中 和人

科長 今中 和人

 多くの心臓や胸部大動脈の手術では、一時的に心臓に止まってもらう必要があります。
単に心臓が停止してしまうと大変なことになりますので、患者さんの心臓が停止している間、人工心肺という装置(図A)に心臓の肩代わりをさせたうえで手術をします。重い疾患が対象なうえ、手術がかなり大掛かりなので、今日でも心臓や胸部大動脈の手術は大手術に なります。当然、大変慎重な判断が常に必要です。

 巷は「名医もの」「医療ランキングもの」が大流行で、それに呼応するように無闇に新しい方法を取り入れたり、宣伝調の情報を流布する風潮すら無きにしもあらずですが、総合医療センター心臓血管外科 では、心臓内科・ICU・MEサービス部門、また関連諸科・諸部門との緊密な連携のもと、「個々の患者さんにとって堅実で最も望ましい治療」を追及しています。また、極めて重症の患者さんでも緊急手術 でも原則としてすべて受けいれ、あらゆる対策・工夫を講じて手術の安全性を向上させています。

人工心肺装置
人工心肺装置(図A)
 
当科は日本心臓血管外科手術データベース機構(JCVSDhttp://www.jacvsd.umin.jp/)および National Clinical DatabaseNCDhttp://www.ncd.or.jp/)の登録事業に参加しています